ぐっすり眠るために

お子さまの寝かしつけにお困りですか?それはあなただけではなく、多くの親や介護者が直面する問題です。幸いなことに、米国小児科学会や米国疾病対策予防センターなどの専門家が、お子様を落ち着かせ、安全な睡眠を確保するための睡眠に関するアドバイスを提供しています。

心地よく眠るための環境作り

赤ちゃんの眠るベッドは、最も安全な場所であることが重要です。ベビーベッドには、赤ちゃんとマットレス、マットレスにぴったりとフィットしたシーツ以外のものを入れないでください。赤ちゃんが寝ている間の 予期せぬ事故を防ぐため、ぬいぐるみ、おもちゃ、モビールなどは、ベッドの中に置くのは避けましょう。
授乳したりあやしたりするために赤ちゃんと一緒に自分のベッドの上で時間を過ごすことはとても良いことです。赤ちゃんが生後6ヶ月頃までは同じ部屋で寝ることを推奨していますが、同じベッドで寝る事は避けましょう。赤ちゃんが自分のベビーベッドに慣れ、安心して眠ることは、ママパパにとっても質の高い睡眠を確保するためにも重要です。

赤ちゃんの睡眠時のポジション

新生児や月齢の小さな赤ちゃんは、仰向けで寝ることが推奨されています。特に吐き戻しのある赤ちゃんは、仰向けにすると窒息するのではないかと心配されることがありますが、専門家の間では、そのような場合でも赤ちゃんを仰向けに寝かせるのが最も安全と言われています。ただし、赤ちゃんが自分で寝返りを打てるようになったら、仰向けにして寝かせる必要はありません。
Sleeping on their backs is the recommended position for newborns and small babies.

快適な通気性

快適な睡眠には通気性のあるベビーベッドを選びましょう。それに付随するベビーベッド用マットレスを購入する際にも、通気性のよいマットレスを選ぶことが最も重要です。
通気性のよいマットレスカバーとマットレスコアの通気システムの組み合わせにより、赤ちゃんの呼吸がより楽になり、ベッドの中の汗蒸れを防ぎます。酸素を通しやすく通気性のよい素材が、マットレスの中の空気を循環させ、赤ちゃんが吐き出した二酸化炭素を排出するので、熱をこもらせません。

適切なマットレスの位置

マットレスの高さを調節できるベビーベッドを選びましょう。新生児のうちは、赤ちゃんを抱っこしやすいように、一番高い位置に高さを設定します。赤ちゃんが寝返りを打てるようになったら、安全を確保するためにマットレスの高さを下げ、自分で体を起こせるようになったらさらに下げます。

幼児用ベッドへの移行の時期

赤ちゃんが成長し、自分でベッドから出られるようになったのなら、少し大きめの幼児用ベッドに移行します。ママパパが夜に眠っている間のお子さまの動きは把握できません。寝室をお子さまにとって安全な場所にするために、重たいものが収納してある棚等を撤去しましょう。その代わり、月齢に合った安全なおもちゃや本などをお部屋に置き、お子さまが万が一夜中に目覚めた時でも安心できる空間を作ってあげるといいでしょう。
Time for a toddler bed

なかなか寝付かないお子さまに

お子さまが自分で簡単にベッドから出られることに気付いた最初の数日間は、お子さまがベッドから降りてきてしまうため大変かもしれません。 そんな時は、落ち着いて一貫した姿勢で、お子さまをベッドまで歩いて連れていき、ベッドに寝かせてあげましょう。 繰り返すことで、よい睡眠習慣が身につき、自分のベッドでぐっすり眠れるようになり、夜中に目が覚めることも少なくなるはずです。
Plenty of Praise

褒めてあげることの大切さ

睡眠に関しては、前向きになれるようママパパが手伝ってあげることが最も効果的です。まずは、お子さまが一晩中自分のベッドで眠ることが出来たらたくさん褒めてあげましょう。ごほうびも効果的です。例えば、家族でお出かけしたりして一緒にお祝いしてあげたりすると、自分のベッドで眠ることにさらに前向きになれるでしょう。