出生後、新生児は両親とのふれあいを求め、両親の顔を見ると安心することを学びます。

社会性を育んでいる最中の赤ちゃんは、 微笑んだり、蹴ったり、音を出すなどの行動がどんどん増ていきます。これらの行動は、人間のコミュニケーションの基盤となります。

言葉や身をもって様々な”発見”をする大切な時期です。赤ちゃんは周囲の環境、ゲーム、またはおもちゃに強い興味を抱いたり、 さまざまな音を探求するようになります。そして、まだ言葉を発することはできませんが、言語の習得はすでに始まっています。​

赤ちゃんの社会性や情緒の発達がより顕著にみられるように。これまでのかかわり合いを基盤に、親子関係はさらに強固になっていきます。赤ちゃんが”指差し”を始めたら、親や周囲の人と経験を共有したり、環境を探求したりする能力を獲得したというサインです。​             

親との安心できる関係が築かれると、赤ちゃんに自意識が芽生え始めます。この自己認識は、後の共感能力の基礎となります。​

幼児期は感情のままに動きますが、制御する能力はまだこれから。衝動的で雑然としているため、親としては心配になることもありますが、まさに「何でもやってみる」ことで学んでいるのです。この時期には語彙も増え、3歳までに約1000語に達します。​   

好奇心でいっぱいの子どもにとって、親は安全な”港”のようなもの。ですが、この時期からは独自に社会性を育む年齢に差し掛かります。言い換えれば、”自信に満ち溢れ、世界に挑戦する冒険家に成長する時期”と言えるでしょう。その社会性により、子どもは自身の考えをより深く理解できるようになる一方、おしゃべりも上手になります。​

社会性はずっと磨き続けてきましたが、５年目になるとより発達が進み、本格的に社会性を身につけ始め、友達への共感力も育まれます。想像力が爆発し、空想遊びができるようになります。大人と一緒に遊ぶことは、絆を深め、運動発達を促し、自己肯定感を育みます。​